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「蕾傳(らいでん)」のコンセプトである茶の湯。茶室に通じる露地は、「蕾傳」のエントランスのモチーフになっています。

茶の湯といえば、侘び寂を大成させた千利休と、ポスト利休の茶人とも言われた古田織部、そして大名であり茶人であった小堀遠州が三巨人として有名です。
自然であろうとした千利休から始まった茶の湯を、自然に変化をつけた古田織部が、そして変化を完成させてつくりこんだ小堀遠州へと引き継がれています。

茶の湯に対して、千利休と古田織部からこんな言葉が残っています。

千利休 ...「渡りを六分、景四分」

古田織部...「渡りを四分、景六分」

ここでいう「渡り」とは使いやすさや実用性をいい、「景」とは見た目や見栄えの良さをいいます。そして、「蕾傳」ではこれにあやかって、下記のように言い表しています。

蕾傳...「渡りを七分、景三分」

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茶室に付随する庭園を「露地」と呼び、その場をどう見せるのかも茶人にとっては重要な部分。利休と織部では露地の飛び石の捉え方が異なります。

利休は自然の石や木々を活かした景色よりも、そこを渡人の感性に重点を置き、それを優先した露地を作っています。

逆に織部は、表情豊かな景色を生み出すように石や木々を置き、草庵までの道すがらにも細部までこだわった景色を作り上げています。つまり、利休は実用性を重んじ、織部は景観の美を重んじたという違いがあるのです。

利休が大成した茶の道を受け継ぎ、独自の表現をおこなった織部。
そして、その流れは今も受け継がれています。「らいでん」もこの茶の湯の表現を取り込んでいるのです。


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投稿者:よしはら | 日時:2017年4月28日 13:44

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