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引き続き八王子の花街・黒塀通りです。
街路灯が左右に設置されている花街の入口から料亭までいくと右にさらに細い小道があります。この区域は全体で「花街・黒塀通り」ですが、明確な通りの名前として言えばちょうどこの小道が「黒塀通り」です。

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目印は木の横にひっそりと、けれどわかりやすく目に留まるこちら。何も知らず通ってしまえばただの道ですが、知って通ればその道にある趣を感じることができます。

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黒塀はもちろん向かいの建物の外壁の色も黒で統一され、進んだところにある塀越しの柳の木が趣を感じさせる建物が「置屋(ゆき乃恵)」です。和の雰囲気のある玄関口に思わず足が止まってしまいました。玄関の近くには関守石も置いてあり、まさに和の空間です。そんな置屋の前を傘を差して通り過ぎる芸妓さんの後ろ姿はまさに花街として栄えていた頃にタイムトリップしたような気持ちになりました。

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もうひとつの花街の入口の黒塀掲げられている整備の経緯が説明された看板には、昭和30年代中町の通りの地図があり、当時の賑わいを思わせるほどの料亭の名前が載っています。

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こちらの入口は最初に左に曲がった信号を曲がらずにそのままユーロード商店街を進むと中町公園があり、ちょうどその目の前に位置しています。中町公園には、時期的なものなのか、毛氈(もうせん)をかけられた床几台(しょうぎだい)や 野点傘が置かれ和の空間が広がっていました。

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他にも中町通りからの小道を通ると、黒塀に配慮した外装の建物や店先に植栽をして花街の雰囲気に合わせたお店なども見受けられました。黒塀も場所によって塀のデザインが違い、通りの周りをぐるりと歩けば駐車場のブロックも黒くなっていたり、「花街・黒塀通り」の地区を整備している、中町地区まちづくり協議会の方々とそこに住まう人達の活動により、昔からの名所が現在も同じような景観を楽しむ事が出来るのは、素晴らしいことだと思いました。
(※写真は一部別日撮影のものもあり、別日は雨だったので晴れの日とはまた違う趣を感じさせる通りでした。)

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投稿者:さくらい | 日時:2017年12月15日 16:09

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