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簡単に言ってしまえば『3層のメゾネット』ということになります。ごく最近、日本に入ってきた集合住宅の形式で、全国でもまだ数は少ないようです。特に賃貸では、全国でもほんの数件ではないかと思います。(その数件の半分以上が、なぜか札幌でした。)コーポラティブ・ハウスや高級分譲マンションなどで、少しずつ取り入れられはじめています。
トリプレットと聞いて、バイオテクノロジー関係の方は遺伝子を、音楽関係の方は3連音符、カメラ好きの方ならレンズを思い浮かべられるかもしれません。日本ではまだまだそちらの方が、トリプレットという言葉の認知度が高いようです。
トリプレットは3層のメゾネットですが、単純にメゾネットが3階建になっただけではありません。基本的にはメゾネット同様高層集合住宅の中ですから、一部屋に3階分の高さを持たせるのは贅沢です。そこで2階部分を、スキップという中2階形式にすることが多いようです。さらにその部屋が最上階にあたる場合は、屋上部分をそのまま専用テラスとし、そこも一部屋として、実質的には4階建と数えることもあります。
メゾネットと同じくヨーロッパで生まれた形式なのですが、ヨーロッパの集合住宅は、高層でも低層でも部屋の形態に非常に多くのバリエーションがあります。ヨーロッパの建築家たちは、戸建よりも集合住宅の設計の方が楽しいようで、外観も意匠を凝らした美しいものが多く、建築家の力量も集合住宅の設計での方が高く評価されるようです。
日本の集合住宅は、まだまだヨーロッパのそれには追いつけませんが(まだ一戸建願望が強い人の方が多いのでしょう)、私たちAmayaグループは日本の集合住宅のパイオニアになるべく、今後も続々と斬新な集合住宅造りに挑戦して行きます。 |
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