クラインミーア1 トップページへ  クラインミーア2 トップページへ   クラインミーア3 トップページへ
  「クラインミーア」はオランダ語で「小さい泉」という意味をもつ。オランダで1917年から始まった芸術運動に「デ・スティル(日本語直訳だと”ザ・デザイン”)」という思想があり、この理論は後のドイツでの「バウハウス」を始めとするヨーロッパの芸術運動に多大な影響を及ぼす事となる。
  オランダと言えば、チューリップ、風車、牧草地。絵通ではゴッホやレンブラント、フェルメールという風に自然と水に囲まれた、歴史ある国という印象があるが、実は国土の大部分を干垢によって築きあげた特異な国である。「大地は神の天地創造によって創られた」という考えはなく、事実、チューリップや風車などは国のイメージアップとして考え創りあげられたという事を聞くと、納得できる。また、90年代に入り、今までの治水、輸送に続く第三のインフラとして国で「デザイン」を文化政策の基に築いており、これが現在のデザイン大国オランダとして、建築、デザインとリーダーシップを取っている理由である。
 20世紀初期のオランダで起こった造形運動といえば、ピエト・モンドリアンやトーマス・リーフェルトによる「シュレーダー邸」が有名である。クラインミーアでは、彼らの理念である「新造形主義」を強く意識し、純粋で抽象的な構成美を目指し、色の3原則+無彩色を使い、色彩の対比による美を求める。線や面による分割は、水平・垂直の方向性によってある秩序を生み出す。このような造形表現は、軽やかなリズム感があり、かつダイナミックでもある。
アマヤホーム トップページへ     デザイナーズ メニューへ