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子どもの頃、夢中で作ったリリアン。
温かみのあるハンドメイドとして、いつの時代も人気です。
日本では、戦後に女の子の手芸遊びとして流行したのが始まりと言われています。

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そのかわいい響きの名前は、英語でユリという意味を持つ「Lily(リリー)」と糸の「Yarn(ヤーン)」が語源。
「リリヤーン」が、いつしか「リリアン」になったそうです。

ちなみに、「Lily」は「ユリ印の糸」からつけられました。
大正時代、京都の糸職人さんが糸をメリヤス編みにしたものを考案し、それを東京の糸問屋さんが「ユリ印の糸」と商標を付けたことからなんだとか。

また、リリアンは別名「ニッチング」とも呼ばれていますが、これはどうやら外国での呼び名のよう。
外国産の道具には、「Knitting fork(ニッティングフォーク)」とか「Wool manufacture(ウールマヌファクチャー)」と書かれているのが見られます。
どうやら、リリアンは日本でつけられたもののようですね。



「リリアン」は昭和時代では駄菓子屋さんで購入することができ、ピンク色の持ち手のプラスチック製編み込み機。
最近は100円ショップのおもちゃコーナーなどでも見かけます。

外国では、木でできた2本針タイプや人形の型をした4本針タイプなど、かわいらしい凝ったデザインのものが多くあり、針の数もいろいろ。
しかも、日本では人造絹糸(レーヨン)を使って編むのが一般的ですが、外国では毛糸を使って編むのが一般的なようです。

作り方は簡単で、人造絹糸(レーヨン)を蜘蛛の巣のように糸を掛けて編んでいくだけ。
編み込み機の真ん中の穴に糸を垂らし、星形に糸を巻き付けます。
全てそのまま外側に巻き、下の糸を引っ張り上げて被せる...これを繰り返します。

リリアンの出来上がりでは、中に空洞ができます。
それを利用したフランス発の手作りインテリアとして、ワイヤーを入れて文字を作る「ウールレター」があります。
名前をかたどったり、イベントの装飾にしたりと...さまざまな使い道があり、ガーランドにするといったアイデアも。
どこかほっこりとした、優しくて温かみのある質感が人気の理由にもなっています。

*参考「ウールレターの作り方を動画で!材料や毛糸の太さは?」



また、リリアンにビーズを通して結んでネックレスにしたり、ビーズと組み合わせて素敵なアクセサリーを作ることもできます。
カメラのストラップもいいですね。

ちなみに、アクセサリーつくりに特化したのは「フレンチリリアン」と呼ばれています。
ラメ糸やテグス、ビーズを使い、糸の巻き方を変えていろんな編み方を楽しめます。

*参考「大人向け! リリアンで作るアクセサリー」

最近では、こどもの工作おもちゃ用として「ワンダーリリアン」や「リリあみゅ」「くるっとあみゅあみゅ」なんてものもあります。
大きいサイズの編み機「フラワーリリヤンボビン」「オーバルニットルーム」「ニットクイックルーム」「アンデミルミル」なんてものでは、マフラーや帽子などが作れちゃいます。

アメリカ版リリアンとも呼ばれているのが、2011年に日本でも大人気商品となった「レインボールーム」。
こちらではカラフルな輪ゴムを使ったブレスレット製作キットで、専用フックを使って編み込んでいくものです。
進化していますね~



リリアンは、日本だけじゃなく世界中で人気の手芸道具。
ちいさい子供たちがママと一緒に、またはおしゃれなインテリア製作にと...世界共通でワクワクできるなんて、すばらしいですね。


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投稿者:いけだ | 日時:2018年3月27日 12:46

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