子どもの頃、夢中で作ったリリアン。
温かみのあるハンドメイドとして、いつの時代も人気です。
日本では、戦後に女の子の手芸遊びとして流行したのが始まりと言われています。
そのかわいい響きの名前は、英語でユリという意味を持つ「Lily(リリー)」と糸の「Yarn(ヤーン)」が語源。
「リリヤーン」が、いつしか「リリアン」になったそうです。
ちなみに、「Lily」は「ユリ印の糸」からつけられました。
大正時代、京都の糸職人さんが糸をメリヤス編みにしたものを考案し、それを東京の糸問屋さんが「ユリ印の糸」と商標を付けたことからなんだとか。
また、リリアンは別名「ニッチング」とも呼ばれていますが、これはどうやら外国での呼び名のよう。
外国産の道具には、「Knitting fork(ニッティングフォーク)」とか「Wool manufacture(ウールマヌファクチャー)」と書かれているのが見られます。
どうやら、リリアンは日本でつけられたもののようですね。
投稿者:いけだ | 日時:2018年3月27日 12:46
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今月竣工された建物の物件名は『Re Lien /リリアン』です。
この『Re Lien /リリアン』という名前にはいくつかの意味が込められています。
まず、『リアン (Lien)』とはフランス語で"絆、繋がり、縁、人と人との関係"といった意味があります。そして『リ (Re)』はリピート、リニューアルのように"再び、繰り返す"といった意味を持ちます。これらの言葉の意味を組み合わせて、『Re Lien /リリアン』には、入居者の皆様との縁が繰り返し続き、紡がれていくという願いが込められています。
またリリアンといえば、可愛らしい女の子の手芸の遊びとして何度もブームとなっているリリアンがあります。このリリアンを物件のロゴのデザインモチーフとし、板塀の6色は計6世帯の入居者様をリリアンの糸(毛糸)に見立ててデザインしております。そして『絆、紡ぎ続ける建物』として、『Re Lien (リリアン)』と命名されました。
リリアンのコンセプトのひとつ、ネーミングストーリーでした。次回は建物に関するコンセプトについて書いていこうと思います。
投稿者:さくらい | 日時:2018年3月26日 15:41
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前回ご紹介したベロ藍の外壁の色に映える、鮮やかな色の板塀について今回はご紹介します。
階段から共用廊下に並んでいる板塀は、葛飾北斎の「富嶽三十六景」の中の一枚、第三十五番目「駿州江尻」の色合いを表現しています。
板塀は色合いを表現するためにそれぞれ色によって枚数が違う工夫もされています。
板塀の6色にはそれぞれ日本の色名をつけ、染物や絵具などに関係のある名前にしました。
投稿者:さくらい | 日時:2018年3月23日 14:08
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