8/10出動しました。鉄骨造テナントビル、8階(最上階)天井からの雨漏り(漏水)です。屋上の床は、アスファルト防水外断熱保護工法となっています。
「雨漏り確認後に屋上の保護コンクリートを斫り撤去して防水層を一部補修したが、今現在も水が天井から落ちてくる。防水層裏の残留水なのかそれともまだ漏水しているのかを確認をしたい、また漏水しているならば原因を確認したい。」との事で私達の出番となりました。
元請様から「水張り試験を行うので、炭酸ガスによる漏水診断も同時に行って欲しい」との要望がありまして、今回は水張り試験+炭酸ガスによる漏水診断という事になりました。
漏水診断の結果は、当初の漏水については補修が完了している事が確認できましたが、補修工事で保護コンクリート斫り時に防水層を傷つけている部位がある事を確認できました。そのまま樹脂注入工法による補修工事を行い、注入完了後に再度炭酸ガスを送入して補修工事完了の確認をしました。
今回は水張り試験+炭酸ガスによる漏水診断という事で、元請様にも目視による炭酸カガスの防水層からの噴出を確認していただく事ができました。
屋上の防水補修工事で、保護コンクリートを斫る時には充分に気をつけて下さい。
8/3出動しました。鉄筋コンクリート造共同住宅、5階天井からの雨漏りです。漏水部は最上階居室の天井で、直上は屋上となっており床はアスファルト防水外断熱露出工法となっています。
「目視調査では原因特定の確信がもてない、また2回、3階と補修工事を繰り返す遠回りをしたくない」との事で私達の出番となりました。また「室内天井部の仕上材等の解体をせずに漏水診断をお願いできませんか」との要望もあり、今回は屋上から炭酸ガスを送入して屋上で漏水診断という方法を選択しました。
漏水診断の結果は屋上防水の一部に不具合が確認できました、依頼主様もそこではないかと考えてはいたようです。「目視調査ではそこではないかと思ってもなかなか確信がもてないが、漏水診断の結果により確信がもてた」と納得していただけたようです。
私達は最上階天井からの雨漏り(漏水)の場合は通常、漏水部の確認及び室内天井側から炭酸ガスを送入する為に室内天井部の仕上材等の解体を行いますが、今回のように条件によっては室内の天井仕上材等の解体をせずに漏水診断が行える場合があります。