9/12出動しました。RC造3階建て個人住宅、3階床切付け部からの雨漏りです。「色々と補修をして効果はあったが、まだ完全ではないので原因を特定してほしい」との事で私達の出番となりました。
漏水部はルーフバルコニーに面したドア下の壁と床のコンクリート打継ぎ部です。ルーフバルコニーは下から順に床コンクリート、シート防水、断熱材、保護コンクリート、ウレタン塗膜防水となっています。外壁は中から順に壁コンクリート、外断熱パネルとなっています。
漏水診断の結果は、外断熱パネルの開口部小口パネル廻りから雨水が浸入している事が判りました。今回は漏水診断のみで補修については、漏水診断の結果を基に元請様で補修する事になりました。
壁と床の打継ぎ部からの漏水なので、ルーフバルコニーの床からの浸入も考えましたが、やはり外断熱パネルの開口部廻りでした。過去の現場でもそうでしたが、外断熱パネル工法は開口部廻りの納まりが難しい様です。
8/29(火)出動しました。RC造8階建てテナントビルの6階天井(7階床)からの雨漏りです。以前に8階床部を漏水診断及び補修(注入)工事を行いました、7階床部も8階床部と同じような状態ですので今回は補修(注入)工事のみで提案いたしました。工事は順調に進み、無事に完了しました。
しかし事件がおきました、私の財布が無いではないですか。私の記憶では作業前に寄った公衆便所に置き忘れたようです、財布の中には銀行カードから健康保険証、運転免許証、クレジットカード他超貴重品が入っています。
場所は新宿1丁目です、慌てて各種カードロックをして近くの交番に飛び込みました。おまわりさんに事の事態を説明すると、「四谷署に今朝1件財布の落し物が届いている、今から四谷署に行きなさい」との事。
早速四谷署に行って確認すると、私の財布ではありませんか。お礼を言いたく届けてくれた方を聞くと、「本人の希望もあり教える事はできません」との事で残念です。この場を借りてお礼を言わせていただきます。
私は今回の事を奇跡だと思っています、拾って届けてくださった方の良心に感謝してます。
8/28(月)出動しました。RC造・5階建て共同住宅の最上階居室天井からの雨漏りです。「塔屋及びパラペット廻りを補修したが漏水が止まっていない、残るは屋上だけなのでアスファルト防水部を漏水診断(調査)・補修してほしい」との事で私達の出番となりました。
室内の漏水部は、屋上のアスファルト防水外断熱露出工法部、塔屋のゴムシート防水露出工法部、及びパラペットのウレタン塗膜防水部の3箇所に面しており、非常に複雑で判断も難しい部位です。
屋上のアスファルト防水を優先に漏水診断(調査)を行いましたが、結果(主原因)は塔屋のゴムシート防水端部とパラペットのウレタン防水の取合い部でした。また、その部位が打ち継ぎ部になっている事も判りました。副原因として、アスファルト防水にも不具合箇所がありました。
最終的に散水試験(調査)を行い確認する事が出来ました、散水試験(調査)もまんざらではありません。
8/27(日)漏水診断の報告・説明に行ってきました。漏水診断・漏水補修ともに完了しており、報告書も送付してありましたが、マンション管理組合から「現地(現場)で説明してほしい」との要望があり伺いました。
報告書をもとに説明をさせていただきました、マンション管理組合役員の皆様に理解していただけたようです。やはり現地(現場)での説明は理解が容易なようです、報告書では書ききれない部分まで説明する事ができました。
このマンションでは3箇所の漏水診断・漏水補修工事を施工させていただきました。今後、大規模改修の予定もあるそうなので、私達の漏水診断及び報告書が役立てば幸いです。